交通機関

【私鉄・バスが5割引】大手私鉄16社とバス事業者の割引をまとめて解説

JRの運賃割引が2025年4月にスタートしたお話は以前の記事でご紹介しましたが、実は同じタイミングで大手私鉄16社も足並みをそろえて精神障害者保健福祉手帳の割引を導入したのをご存じでしたか?さらに路線バスでも、多くの事業者がすでに割引を実施しているんです。今日は私鉄とバスの割引について、詳しくお伝えしますね。

大手私鉄16社が2025年4月から一斉導入

2025年4月1日、JRグループと同時に、次の大手私鉄16社が精神障害者保健福祉手帳所持者への運賃割引を導入しました。

私鉄会社名
東武鉄道
西武鉄道
京成電鉄
京王電鉄
小田急電鉄
東急電鉄
京急電鉄
東京メトロ
相模鉄道
名古屋鉄道
近畿日本鉄道
南海電気鉄道
京阪電気鉄道
阪急電鉄
阪神電気鉄道
西日本鉄道

割引の仕組みはJRと同じで、手帳の等級に応じて「第1種」「第2種」に分かれます。3級の方は「第2種」にあたるので、単独利用の場合は一定距離を超える区間、介護者と同伴の場合は距離を問わず、普通乗車券が5割引になるのが基本です(詳しい条件は各社で若干異なることがあります)。Osaka Metroなど地下鉄事業者でも同様に障がい者手帳による運賃割引を実施しています。

上記16社以外の私鉄・地下鉄も要確認

ここに挙げた16社以外にも、独自に精神障害者保健福祉手帳の割引を導入している中小私鉄や地下鉄事業者は少なくありません。

全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)が「精神障害者保健福祉手帳運賃割引有無一覧(鉄道編)」という一覧表を公開しているので、お住まいの地域の鉄道会社が対象かどうか、事前にチェックしておくと安心です。

路線バスは事業者ごとに割引あり(すでに全国388社以上で導入)

バスについては、2012年(平成24年)に国土交通省が「標準運送約款」を改正し、精神障害者保健福祉手帳も割引対象に加えられるようになったことがきっかけで、全国的に導入が広がりました。現在ではみんなねっとの一覧に掲載されているだけでも388社・グループ以上のバス事業者が何らかの割引を実施しており、多くの場合は普通運賃の5割引です。

項目内容
割引率の目安普通運賃の5割引(事業者による)
対象手帳を提示した本人(介護者同伴の場合は介護者にも割引がある事業者が多い)
提示方法乗車時または降車時に運転手へ手帳を提示
導入率全国的に広く普及しているが、100%ではないため事前確認が確実

小田急バスや名鉄バス、西鉄バスなど大手バス事業者の多くはすでに5割引を実施していますが、地域の小規模事業者では未導入のところもあるため、利用前に「精神障害者保健福祉手帳の運賃割引はありますか」と一本確認しておくと確実です。

東京都の「都営交通乗車証」のような自治体独自の上乗せ制度も

東京都のように、私鉄・バスの一般的な割引に加えて、自治体が独自に「都営交通無料乗車証」のような上乗せ制度を用意しているケースもあります。

都営地下鉄・都営バス・都電・日暮里・舎人ライナーが対象区間で無料になる制度で、東京都内に住む手帳所持者が申請できます。こうした自治体独自の制度はお住まいの地域によって内容が大きく異なるので、市区町村の障害福祉窓口に問い合わせてみるのがおすすめです。

利用時のポイント

  • ・私鉄もJRと同様、ICカード(Suica・PASMOなど)では割引が使えず、窓口できっぷを購入する必要がある会社がほとんどです
  • ・手帳は顔写真付きで有効期限内のものを提示しましょう
  • ・バスは事業者ごとの対応差が大きいため、頻繁に利用する路線があれば事前にバス会社へ確認しておくと安心です
  • ・定期券についても割引が適用される会社が多いので、通院や通所で毎日利用する方はあわせて確認してみてくださいね

JRだけでなく私鉄やバスにも割引が広がってきたことで、お出かけの選択肢がぐっと増えましたね。まずはお住まいの地域でどの会社が対象になっているか、一度チェックしてみてください。

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